漬けダレの調味料は2種類だけ 鯛の白だしごま漬け丼
こんにちは。HITOOMOIの小宮山です。
最近は急激に気温が上がり、先日までの寒さが嘘のように感じられますね。すっかり春の到来です。
春には色んな食材が旬を迎えますね。例えば、野菜は菜の花や新じゃがいも、新たまねぎなど…果物はいちごやみかん、さくらんぼなどが思い浮かびますね。
お魚では、多くの方が「鯛」を思い浮かべるのではないでしょうか?
実は鯛は通年で獲れる魚です。その中でも美味しく食べられる時期:旬とされている時期が2回あります。
その季節は、”春”と”秋”です。そして鯛は市場に出回る季節ごとに呼び名が変わります。
春には桜鯛、秋には紅葉鯛と呼ばれます。その呼び名は時期ごとの鯛の体の色からきています。
春:桜鯛
まず桜鯛は、体を桜色に染めることから桜鯛とよばれます。
味の特徴は、産卵前の時期のためあっさりしており、お刺身で食べるのがおすすめです。
秋:紅葉鯛
一方で、紅葉鯛は体を紅葉色に染めることから紅葉鯛と呼ばれます。
紅葉鯛は最も脂ののっている時期の鯛であるため、煮物や塩焼きで食べるのがおすすめです。
同じ鯛でも、一年の中で時期によって見た目や味の特徴が異なるのは面白いですね。
そんな季節で違う美味しさを楽しめる鯛ですが、地域によっても違いを楽しめます。
特に、徳島県で獲れる鳴門鯛は、徳島県を代表する海産物の一つです。
その名の通り鳴門海峡で育った鯛です。ミネラルや栄養素の豊富な鳴門海峡で育っているため、脂身が上質で甘みを感じられるのが特徴です。また、食感にも特徴があり、過流で有名な鳴門海峡の潮流で育つため、身が締まって歯ごたえがあります。その特徴を活かし、刺身で食べるのがおすすめです。
つまり、春の時期の鳴門鯛は、その時期特有のあっさりした味わいと、鳴門鯛特有の締りのある食感が合わさり刺身で食べるのにうってつけの食材と言えます。
今回は、そんな春が旬の鯛を美味しく食べられるレシピ「漬けダレの調味料は2種類だけ 鯛の白だしごま漬け丼」をご紹介いたします。
レシピのポイントは2つあります。
1.使用する調味料が少なく簡単に手に入ること
使用するのは「白だし」と「みりん」の2つです。白だしを使うことで出汁の風味が効いた味を簡単につけることができます。また、調味料の色が白いので、鯛の鮮やかな色味を損なわないのもポイントです。味付けは、白だしだけだと塩味が強いので、みりんを加えることで甘さを追加し食べやすくなるように工夫しました。
2.レンジで作れること
漬けダレは、レンジで加熱して作ります。そのため、小鍋などで加熱する場合よりも洗い物が少なく済みます。
少ない調味料、かつ、レンジ調理で完結するお手軽レシピ、ぜひお試しくださいね!
漬けダレの調味料は2種類だけ 鯛の白だしごま漬け丼
材料:2人分
鯛(刺身) | 10切れ(150g) |
---|---|
白飯 | 茶碗2杯分(360g) |
大葉 | 適宜 |
木の芽 | 適宜 |
刻みのり | 適宜 |
レモン(輪切り) | 適宜 |
わさび | 適宜 |
▼A | |
白だし | 大さじ3 |
みりん | 大さじ1 |
白すりごま | 大さじ1 |
作り方




調理のポイント
漬け時間について
30分以上漬けることで、鯛にタレの味が染み込みます。時間のある方は鯛を一晩漬けると、より味が馴染んで一層おいしく召し上がれますよ。
鯛の栄養素
鯛には豊富な栄養が含まれています。代表的な栄養素を2つご紹介します。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質の代謝を助ける栄養素です。ご飯(糖質)を食べるときに一緒に摂取することで糖質を効率よくエネルギーに変換します。また、疲労回復を助ける役割ももっているため、疲れやすさを感じている方におすすめの栄養素です。
タウリン
タウリンはたんぱく質を構成するアミノ酸の一種です。肝機能の効果を高めたり、疲労の回復を助ける役割をもちます。ビタミンB1とタウリンの両方の栄養素をもつ鯛は、疲労回復におすすめの食材といえます。
DHA
DHAは脂肪酸の一種です。取り入れることで認知症の予防・改善や動脈硬化の予防・改善、脳の発達促進に効果が期待できます。脳の働きをサポートするため、受験生のお子さんにおすすめの栄養素です。
いかがでしたか?今回使用した漬けダレは鯛以外の白身の刺身(サーモン、スズキ、ヒラメなど)と合わせても、美味しく召し上がれます。ぜひ鯛以外のお魚でもお試しください!
このレシピと記事を作ったひと
所属:HITOOMOI 小宮山 絢音