2025.08.26
アレンジ

【備蓄米活用】忙しい私にぴったり。“同じ具”で4変化!共通ストックで回す、親子丼からチャーハンまで♪

こんにちは、レシピ制作専門スタジオの指宿です。
気温の変化が激しい季節ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
昨今、物価高の影響を感じている方も多いはず。
食費、光熱費、交際費、交通費など、生活に不可欠なものが値上げとなりました。
そのため、外食を控えたり、レジャーを我慢したり、節約を考えている方も多いのではないでしょうか。
食費の節約を考えている方におすすめなのが、ヨシケイのミールキットです。
ミールキットの魅力は、何より献立を考えずにすむこと。
献立を考えるだけで、買い物に行く手間もいりますよね。
ヨシケイのミールキットなら、栄養バランスはもちろん、できるだけ時短で完成できるメニューばかりです。
「今日は何を作ろうかな?」「栄養バランスはちゃんと足りてるかな?」
そんな悩みがなくなりますよ。
炒めるだけ、煮るだけの時短メニューも豊富なので、料理に不慣れな方でも安心です。
新鮮な食材が毎日届き、買い物ゼロで家事負担も軽減できます。
スーパーに寄る時間や荷物の持ち運びからも解放されます。

さて、今回ご紹介するのは、備蓄米の活用レシピです。
どの料理も備蓄米に合ったものばかり。
備蓄米を買ったけど、どんな料理に使おうかな?と悩んでいる方は必見です。

そもそも、備蓄米とは、どんなお米のことかご存知でしょうか。
備蓄米尾は、非常時のために備えているお米のこと。

これは日本政府の対策の一つです。
以前から国民の主食であるお米に関して、不作の時でも国民が安定的に食べられるような対応をしてきました。
なぜ、備蓄米が始まったかと言えば、さかのぼること、1993年。
この年、お米が大凶作となり、スーパーマーケットには消費者がお米を求めて殺到したのです。
この経験を踏まえ、いつでもお米を供給できるように制度化されたのです。
1995年、法律によって、国によるお米の備蓄を制度化。
現在、その量は100万トンと言われています。
これは10年に一度の不作にも供給できる量を設定しているとか。
そんな備蓄米が市場に放出され、すぐに買った方はもちろん、買うべきかどうか、迷った方もいるのではないでしょうか。

備蓄米を実際に炊いてみた感想として「水分量を少し多めにした方が美味しい」「新米と比べると劣っているが、十分美味しい」と感じました。
普段の食事であれば、予算を抑えることができそうですね。

さて、米不足のニュースはもちろん、備蓄米の放出で、お米を大量に買ったという方もいらっしゃるはず。
お米を大量に買うと、心配なのが、賞味期限です。
賞味期限が近づくたびに「ご飯に合うおかずがない」「また白ごはんだけで消費するの?」と悩むかもしれません。
そんな方におすすめなのが、“ひとつの具”で作る4変化のごはん。
共通して使うのは、鶏モモ肉、白ネギ、椎茸、三つ葉、卵の5つだけ。
この共通具材によって、定番の親子丼からチャーハンまで、驚くほど表情を変えた料理を作ることができるんです。
炊いた備蓄米との相性もいいレシピになっています。
同じ具材で、飽きないご飯作りを、ぜひ参考にしてみてください。

鶏肉料理の基本をマスターしよう!定番の親子丼

材料:4人分

鶏モモ肉(小さく切る) 200~300g
白ネギ(斜め薄切り) 1本分
椎茸(薄切り) 6~8枚
三つ葉(ざく切り) 1/4束分
卵(溶き卵) 4~6個分
   
▼A  
だし汁 1と1/2カップ
醤油 120cc
味醂・砂糖 大さじ2
   
切り海苔 適量
ご飯 4人分

作り方

① Aを小鍋に煮立たせ、鶏モモ肉、白ネギ、椎茸を加えて煮る。溶き卵を流し込み、三つ葉をちらす。ご飯を盛り、具をのせたら完成。

調理のポイント

鍋が沸き立つ程度まで加熱してから溶き卵を二度に分けて流します。半熟になったら再度、二度目の溶き卵を加えます。

アレンジのポイント

ネギは玉ねぎにしてもよく合います。


スパイシーな美味しさ!親子カレー丼

材料:4人分

鶏モモ肉(小さく切る) 200~300g
白ネギ(斜め薄切り) 1本分
椎茸(薄切り) 6~8枚
三つ葉(みじん切り) 1/4束分
卵(卵黄、もしくは全卵) 4個分
   
大さじ2
   
▼A  
だし汁 500~800cc
大さじ1/2カップ
醤油・砂糖 大さじ2~3
   
カレールゥ 2~3かけ
ご飯 4人分

作り方

① 鍋に油を熱し、鶏モモ肉、白ネギ、椎茸を加えて炒める。Aを加えて煮る。火を止め、カレールゥを溶かす。ご飯を器に盛り付け、カレーをかけたら完成。

調理のポイント

カレールゥがダマにならないようにしましょう。

アレンジのポイント

好みでウスターソースを加えてもよく合います。


炊飯器でほったらかし!親子炊き込みご飯

材料:4人分

鶏モモ肉(小さく切る) 200~300g
白ネギ(小口切り) 1本
椎茸(薄切り) 6~8枚
三つ葉(ざく切り) 1/4束分
   
卵(溶き卵) 4~6個分
塩・砂糖・油 各少々
   
▼A  
オイスターソース・醤油 各大さじ2
キビ砂糖・酒 各小さじ1
ブラックペッパー 少々
鶏ガラスープ 小さじ2
   
七味唐辛子 適量
炒り胡麻 小さじ1
胡麻油 大さじ2

作り方

① ボウルに鶏モモ肉、白ネギ、椎茸を入れ、Aを混ぜて30~40分漬け込む。炒り卵を作っておく。米の水気を切り、水を入れ、具材をのせて炊く。炒り卵を混ぜ、三つ葉をちらす。

調理のポイント

フライパンに油少々を加え熱し、いり卵を作る。炒り卵は菜箸を使ってかき混ぜるようにして作るとよいでしょう。

アレンジのポイント

残ったご飯は炒めても美味しいです。


いくらでも食べられる!親子チャーハン

材料:4人分

ご飯 4人分
大さじ4~6
   
▼A  
鶏モモ肉(小さく切る) 200~300g
白ネギ(粗みじん切り) 1本分
椎茸(薄切り) 6~8枚
   
卵(溶き卵) 4~6個分
三つ葉(ざく切り) 1/4束分
   
▼B  
鶏ガラスープの素 小さじ2
ウスターソース 適量
塩・胡椒 少々

作り方

① フライパンに油を熱し、Aを入れて炒める。火が通ったら端によせ、卵を流し入れ、ご飯をのせる。 Bで味をつけ、三つ葉を加えたら完成。

調理のポイント

チャーハンは全体に火が通るように焼き付けるように炒めてください。

アレンジのポイント

ソースは醤油味にしてもよく合います。

備蓄米って、どれくらいあれば安心?

日本と言えば、地震、台風、豪雨、火山噴火など、様々な自然災害が発生しやすいと言われています。
万が一の備えは出来ているでしょうか。
災害時、もしライフラインが止まった場合、3日間は自力でしのげる備えが必要だと言われています。
それではお米の備蓄に関して、どれだけの量が必要なのでしょうか。
内閣府の防災ガイドラインによれば、1人あたり1日3食×3日分=9食分の備蓄が推奨されています。
ごはん1杯を約150gとすると、1人あたり備蓄米は約1.3~1.5kgが目安です。4人家族なら、約6kgの備蓄米があると問題なく過ごせるという計算になります。

いかがでしたか?
「同じ具材だから、手間が減る」「味は変わるから、飽きない」というのがポイントになるレシピでした。
ストック食材も、ちょっとした工夫で、使いたくなるレシピに早変わりします。毎日をちょっとラクにして、万が一にも備える、そんな“備蓄上手”な私を目指してみませんか。
ヨシケイのミールキットと合わせて活用してみてくださいね。

このレシピと記事を作ったひと
レシピ制作専門スタジオ
料理研究家 指宿さゆり 写真/文 指宿シンイチロウ