旬の梨を皮ごと味わう 梨のレモンドレッシング
こんにちは。HITOOMOIの小宮山です。
まだまだ暑さが続くこの季節。朝晩は少し過ごしやすくなったとはいえ、日中は汗ばむ日も多いですよね。子どもたちは夏休みの元気いっぱいのテンションから、そろそろ新学期モードに切り替わる頃でしょうか。気温の変化で体調を崩しやすい時期だからこそ、日々の食事でしっかり体を整えてあげたいのが親心ですね。
そんなこの時期にぴったりなのが、旬の果物「梨」を使った料理です。今回は、みずみずしくてシャキシャキの梨を使ったさわやかなドレッシングをご紹介します。そのまま食べてもおいしい梨ですが、ひと手間加えるだけで、食欲がない時でもさっぱり食べられる万能ドレッシングに大変身しちゃいますよ!
そんなおすすめレシピのご紹介の前に、、、まずは梨についてお話していきます。
梨の歴史
梨は古くから日本で愛されてきた果物の一つです。品種によって異なりますが、8月中旬から10月にかけて旬を迎え、秋の訪れを告げる代表的な果物とされています。梨の魅力は、品種によって味わいや食感が異なるその個性豊かなおいしさです。
梨の品種
主に日本で栽培されているのは「和梨」です。和梨は、皮の色みの違いで分けられ、大きく分けると「赤梨」と「青梨」の2種類があります。
赤梨
皮が赤褐色でザラザラとした手触りが特徴です。市場に最も多く出回っていて、味は、甘みが強く酸味が控えめなものが多いです。
代表的な品種には、強い甘みとジューシーさが人気の「幸水(こうすい)」や、甘みと酸味のバランスが良い「豊水(ほうすい)」などがあります。
青梨
皮が黄緑色で、表面がなめらかなのが特徴です。爽やかな香りと、ほどよい酸味があります。代表的な品種としては、大きくて甘みが強い「新高(にいたか)」や、甘さと酸味のバランスがとれた「二十世紀(にじっせいき)」などが挙げられます。
梨の栄養素
梨はそのみずみずしさ故に、「ほとんど水分じゃないの?」と思われがちですが、実は子どもの成長に欠かせない栄養素がたっぷり詰まっています。今回は代表的な栄養素をいくつかご紹介します。
カリウム
カリウムは、体内の余分な塩分を排出する働きがあります。屋外で遊んで汗をかきやすいお子さんの熱中症対策にも役立ちます。また、むくみを防ぐ効果も期待できるので、家族みんなに嬉しい栄養素です。
食物繊維
食物繊維は、腸内環境を整える働きがあります。梨には、果肉だけでなく皮にも食物繊維が豊富に含まれています。梨に含まれる食物繊維「不溶性食物繊維」は便秘に効果的で、便秘がちなお子さんの強い味方になってくれます。今回は皮ごと使うので、この食物繊維を余すことなく摂取できますよ。
アスパラギン酸
梨の甘み成分の一つであるアスパラギン酸は、疲労回復を助ける働きがあるといわれています。夏バテで食欲がない時や、運動後のエネルギー補給にも効果的です。
このように、梨は「秋の味覚」としてだけでなく、栄養面でも子どもの健やかな体をサポートしてくれる頼もしい食材なのです。
そんな、栄養面も味の面も長けている「梨」。徳島県では、温暖な気候を活かして、阿波市などを中心に古くから梨の栽培が盛んに行われています。品種では「新高(にいたか)」や「豊水(ほうすい)」といった、大きく甘い品種が有名です。特に「新高」は、ずっしりと重く、強い甘みが特徴で、贈答品やふるさと納税としても人気があります。もしスーパーなどで徳島県産の梨を見かけたら、ぜひ手にとってみてください。農家さんが愛情を込めて育てた梨は、きっと格別な味わいです。今回ご紹介する「梨のレモンドレッシング」に使っても美味しいですよ♪
旬の梨を皮ごと味わう 梨のレモンドレッシング
材料:つくりやすい分量
梨 | 1/2個(120g) |
---|---|
ブラックペッパー | 適宜 |
▼A | |
ニンニク | 1片 |
粉チーズ | 大さじ3 |
レモン汁 | 大さじ2 |
はちみつ | 小さじ1 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
塩 | 小さじ1/2 |
作り方


調理のポイント
はちみつがない場合
砂糖に置き換えて作ることができます。その場合、砂糖大さじ1で代用することができます。
いかがでしたか?残暑の日におすすめな「梨のレモンドレッシング」。さっぱりと野菜も果物も食べられて、栄養素を摂れるのがうれしいポイントですね。ぜひお試しください。
このレシピと記事を作ったひと
所属:HITOOMOI 小宮山 絢音