ねりごまがない時に!ミキサーで作る代用ねりごま
こんにちは。HITOOMOIの小宮山です。
朝晩の風に、少しずつ秋の深まりを感じる10月。
この時期は、夏から秋にかけて起こる気温や春の食材の変化に合わせて、気持ちもリフレッシュしたくなりますね。暑い夏を超えて涼しくなってくると外へ出かけたいという気持ちもでてきますよね。こんな過ごしやすい時期には「芸術の秋」をテーマに美術館へ足を運んだり、「食欲の秋」を満喫すべく、地方への旅行や産直市へ出かける方も多いのではないでしょうか。
「食欲の秋」、なぜだか濃厚でこってりとした濃い味付けが恋しくなりませんか。こってりといえば、本格的な中華のようなコクと味がしっかりと感じられる料理や、風味豊かな和え物が思い浮かびますよね。
そんな秋に食べたくなるこってりとした料理によく使われる調味料といえば「ねりごま」です。冷蔵庫にあるだけで料理の幅が広がる便利な調味料ですが、いざ使おうと思った時に「あれ、切らしてた!」と気づいたり、「このレシピにちょっとだけ使いたいけど、大きい瓶を買うのはもったいないな」と感じることはありませんか?
そのような「今すぐ使いたい」「少量だけ欲しい」という時の救世主となるのが、今回ご紹介する「ねりごまの代用レシピ」です。
使う食材はたった2つ「すりごま」と「ごま油」です。ねりごまは手元になくても、これならおうちにありそうな食材ですよね。
作り方はとても簡単。この2つの食材をミキサーにかけるだけで「ねりごま」が作れます!
また、今回のレシピでは市販のすりごまの一般的な規格(50g)に合わせて調整しているので、より使いやすいレシピとなっていますよ。
レシピの後半では、このねりごまを使用した担々麺のレシピもご紹介しています。「食欲の秋」に、こってりとした中華料理「担々麺」を食べたくなったらぜひ作ってみてくださいね。
ねりごまがない時に!ミキサーで作る代用ねりごま
材料:つくりやすい分量(約大さじ4杯分)
白すりごま | 50g |
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ごま油 | 大さじ1 |
作り方
①ミキサーに白すりごま、ごま油(半量)をいれ、全体が馴染むまで撹拌する。時々、縁についたごまをゴムベラで落とす。
②残りのごま油を加えて、クリーム状になるまで撹拌する。
代用ねりごまを使った担々麺
材料:2人分
中華麺 | 2玉 |
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青梗菜 | 1株 |
豚ひき肉 | 100g |
サラダ油 | 大さじ1 |
湯 | 600g |
味玉 | 1個 |
白髪ねぎ | 適量 |
ラー油 | 適宜 |
糸唐辛子 | 適宜 |
▼A | |
豆板醤 | 小さじ2 |
甜麺醤 | 小さじ2 |
▼B | |
白ねりごま(代用) | 大さじ4 |
醤油 | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ2 |
鶏ガラスープの素 | 小さじ2 |
おろしにんにく | 2cm |
おろししょうが | 2cm |
作り方


③鍋に湯(分量外)を沸かし、中華麺を袋に記載の時間茹でる。ざるにあげ、水けをきる。


調理のポイント
すりごまをいりごまに置き換える
いりごまは、すりごまと同じ分量で代用できます。ただし、すりごまの方が粒子が細かいのでねりごまの食感に近づけやすいです。
白ごまを黒ごまに置き換える
黒ごまでも代用できます。黒ごまの方が白ごまよりも香りとコクが強いので、みそ田楽などの料理に使うのがおすすめです。
ごまの栄養素
実はごまは、風味やコクだけでなく栄養も豊富な食材です。
ごまに含まれる主な成分は、良質な「脂質」と「たんぱく質」。特にごまの約半分を占める「脂質」は、「不飽和脂肪酸(リノール酸やオレイン酸)」とよばれる脂質です。不飽和脂肪酸は、植物性、魚介性の油に多く含まれる脂肪酸で、健康維持に役立つと言われています。現代人は、この「不飽和脂肪酸」よりも肉やバターに含まれる「飽和脂肪酸」とよばれる脂肪酸を摂取しやすい傾向があります。「飽和脂肪酸」はコレステロールの増加や動脈硬化のリスクを高めるため、摂りすぎに注意が必要です。
さらに見逃せないのが、ごま特有の成分である「ゴマリグナン」です。これは、ごまにだけ含まれるポリフェノールの一種で、季節の変わり目の体調管理や、若々しさを保つ手助けをしてくれるとして注目されています。
また、ごまの加工度合いで栄養素の吸収しやすさが変わります。ごまは硬い殻に覆われているため、すりつぶすことで初めて、これらの豊富な栄養素が体内に吸収されやすくなるのです。そのため、いりごまよりもすりごまを使用したほうが、栄養面では効率よく栄養素を吸収できるので理にかなっています。
このように、美味しさと健康効果をしっかり享受できる。それがごまの魅力です。
徳島県のごまを使った食べ物
ごま天
徳島県で有名な魚肉の天ぷらで、柔らかい食感が特徴です。すり身の中に黒ごまが入っており、黒ごまの香ばしさがすり身の風味を引き立てます。魚肉がたっぷりと使われており、栄養がたくさん入っています。徳島県の名産「すだち」を使ったすだち醤油と合わせるとより美味しく召し上がれます。
お近くで見かけた際にはぜひお試しください。
いかがでしたか?実は簡単に作れる「代用ねりごま」。覚えておけば、ちょっとした時に使えますよ。今回は、坦々麺に代用ねりごまを使用してみました。ほかにも「白和え」や「みそ田楽」、「棒棒鶏」など、ねりごまを使う料理は沢山あります。ぜひ、これらの料理にもぜひ代用ねりごまを使ってみてくださいね!
このレシピと記事を作ったひと
所属:HITOOMOI 小宮山 絢音