2025.07.15
アレンジ

余ったすだちの活用法! レンジで作るすだちマーマレード

こんにちは。HITOOMOIの小宮山です。
このところ連日暑い日が続き、夏を感じられるようになってきましたね。
この時期に旬を迎える、爽やかな香りの柑橘といえば、みなさん何が思い浮かびますか?
そう、「すだち」です。すだちの使い方といえば、焼き魚に添えたり、うどんや蕎麦に入れたりするイメージが強いと思いますが、すだちをただの添え物だと思ってしまうのは、とってももったいないです。

すだちは単なる香り付けの脇役ではありません。その小さな実には、からだの健康に良い栄養素がぎゅっと詰まっている食材です。
特に注目したいのは、「ビタミンC」や「クエン酸」の豊富さです。なんとすだちのビタミンCの含有量は、ビタミンCが豊富なレモンをしのぐほどだとも言われ、疲労回復や美肌効果、さらには風邪予防への効果が期待できます。
また、すだち特有の成分であり果皮に含まれる「スダチチン」というポリフェノールの一種は、脂質の代謝を助ける働きがあることも分かっており、内臓脂肪の蓄積を抑えたい方や血中の中性脂肪値を減らしたい方におすすめの食材と言えます。
これらのことから、すだちは「健康」にも「美容」にも役に立つ優秀な果物だということがわかりますね!

そんなすだちですが、国内で流通している約98%は、実は「徳島県産」のものなのです!
徳島県では古くからすだちが栽培されており、「緑の宝玉」とも称されるほど、その品質には定評があります。徳島県産のすだちは、小ぶりながらも果皮が濃い緑色でハリがあり、上品で爽やかな香りとキリッとした酸味が特徴です。ハウス栽培や貯蔵技術の進歩により、今ではほぼ一年を通して市場に出回っていますが、やはり旬の時期の採れたてのすだちは、格別の風味です。

今回は、そんな旬のすだちの魅力をぎゅっと閉じ込めた「レンジで作るすだちマーマレード」のレシピをご紹介します。マーマレード作りというと、鍋でコトコト煮詰め、手間がかかるイメージがあるかもしれませんが、ご安心ください! なんと、電子レンジを使って驚くほど手軽にすだちマーマレードが作れるレシピを紹介します。しかも、今回のレシピではすだちの皮まで使うので、果皮に含まれる栄養素「スダチチン」も摂れて、すだちの栄養素を丸ごと摂り入れられる仕様となっています。

甘酸っぱくほろ苦い、すだちならではの風味が凝縮されたマーマレードは、パンやヨーグルトにはもちろん、お菓子作りやドリンクのアクセントにもぴったりです。少量のすだちで作れるので、使い道に困ったときにもご活用ください!ぜひ、この機会にすだちの新たな一面を発見してみませんか? 手作りならではの格別の風味をお楽しみください。

余ったすだちの活用法! レンジで作るすだちマーマレード

材料:つくりやすい分量

酢橘 4個(100g)
   
▽A  
砂糖 大さじ6
大さじ3

作り方

①すだちは皮をよく洗い、横半分に切って種をとる。果肉はスプーンでくり抜き、ざく切りにする。皮はせん切りにする。

②耐熱容器に①のすだちの皮、水100ml(分量外)を入れてふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで2分30秒加熱する。流水で洗い、水気をよくきる。

③耐熱ボウルに①のすだちの果肉、②のすだちの皮、Aを入れて混ぜ合わせ、ラップをかけずに600Wのレンジで3分加熱する。軽く混ぜ合わせて少しつぶし、さらに3分加熱し、粗熱をとる。

調理のポイント

加熱時の吹きこぼれ

レンジ加熱中は吹きこぼれる可能性があるので、大きくて深めの耐熱容器を使用するとよいです。

熟したすだち(黄色いすだち)の使用

熟して黄色くなったすだちでもアレンジできます。緑色のものに比べ、酸味が弱まるのでよりマイルドな味わいに仕上がります。

いかがでしたか?すだちを丸ごと使ったマーマレードは、色々なお料理に合わせられる上に、その小さい実につまった栄養素を美味しく摂れます。ぜひすだちが手に入ったときや、お近くのスーパーなどですだちを見かけた際に作ってみてくださいね!

このレシピと記事を作ったひと
所属:HITOOMOI 小宮山 絢音