和三盆糖でクワトロフォルマッジトースト

こんにちは。HITOOMOIの小宮山です。
冬の訪れとともに、街は輝くイルミネーションに包まれ、クリスマスやお正月、年末年始の集まりなど、心踊る行事が次々とやってきますね。家族や友人と集まり、一緒にわいわいと食卓を囲む機会も多いのではないでしょうか。そんな日には特別感のある、華やかな料理を用意してゲストを喜ばせたいものですよね。
しかし、華やかな料理は手間も時間もかかってしまいがち…。忙しい日々を過ごしているなかで、すべての料理に同じだけの手間をかけると準備が大変です。そこでおすすめするのが一部の料理にだけ手間をかける方法。メインメニューやケーキなどには時間をかけ、サイドメニューには簡単で見栄えするものを作ると負担が軽減しますよ。
今回は、冬のおもてなしのサイドメニューにピッタリな、手軽に作れて味わい深い「クワトロフォルマッジトースト」をご紹介します。

クワトロフォルマッジとは、イタリア語で「4種のチーズ」を意味します。ピザチェーン店のメニューにもあり、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。使用される代表的なチーズは、モッツァレラ、ゴルゴーンゾーラ、パルミジャーノ、タレッジョです。ピザの場合では、一緒にはちみつが添えられていることが多いです。チーズの濃厚な風味と塩気に、はちみつのまろやかな甘さが重なって、絶妙な組み合わせ…。チーズ好きにはたまらないですね。
実際に作るとなるとピザ生地を用意し、オーブンで焼き上げるので少しハードルが高くなってしまいますが、そんな時には、フランスパンをピザ生地の代わりに使用することで、手軽ながらも華やかで特別感のあるサイドメニューになりますよ！メイン料理に添えても、お酒のおつまみとしてもおすすめです。（ワインやシャンパンとの相性もバッチリ！）

そして、はちみつの代わりに「和三盆糖オイル」を使用します。徳島県の伝統的な砂糖である和三盆糖を使ったオイルは、上品でやわらかな甘さが特徴。チーズの濃厚な旨味を引き立てつつ、後味はすっきりとしています。また、はちみつに比べてクセが少なく、甘さの余韻が長く続かないため、チーズ本来の味わいをより楽しめますよ。

ぜひ、パーティー料理の一品として加えてみてくださいね！

作り方

調理のポイント

チーズの種類

塩味の強いブルーチーズがおすすめですが、苦手な方はお好みのチーズで組み合わせを楽しんでみてくださいね。
種類の違うチーズをそれぞれ用意するのが難しい場合は、数種類のチーズをブレンドして作られたシュレッドチーズ（ミックスチーズ）を使用するのもおすすめです。
チーズの組み合わせを変更することで、お子様も楽しめますよ。

パンの種類

食パンにするとさらにお手軽に。普段のお食事やちょっとしたおやつなどにもおすすめですよ。
もちろん、ピザ生地でもどうぞ！

クワトロフォルマッジトーストに合わせた、華やかなおすすめレシピ

• アンチョビなしで作れる バーニャカウダソース
• ごろっと具だくさん!さつまいもとほうれん草のキッシュ
• クリスマスパーティーの一品に！サーモンマリネのリースサラダ
• クリスマスに作りたい映えるツリーポテトサラダ
• お正月などの行事にプラスしたい1品！簡単ローストビーフの作り方⭐︎タレがないとお困りの方でも安心！

和三盆糖とは？

和三盆糖は、竹糖（ちくとう）という希少な品種のサトウキビを原料として、手作業の伝統的手法で時間をかけて作られた、数少ない国内産の砂糖です。高級な砂糖をイメージされる方も多いと思います。ご家庭でよく使用される上白糖と比べ、粒子が非常に細かく、口の中でとろけるような口溶けの良さがあります。また、上品でまろやかな甘さとコクが特徴です。その特徴をいかして干菓子や和菓子などに使用されていることが多いですよね。

実は、お料理やお菓子作りに使用するのもおすすめです。普段使用している砂糖と同量で和三盆糖に置き換えてみてください。繊細な風味と甘さがお料理をより引き立ててくれますよ。全量置き換えるのは気が引けるという方は、砂糖の分量の1割を置き換えるだけでも、和三盆糖の良さを感じることができます。卵焼きやすし酢、これからの季節ではケーキ作りやお節料理作りでも！いつもよりちょこっとグレードアップしたいときに、お試しくださいね。

徳島県では今から220年ほど前に広まったと言われている和三盆糖。
歴史ある貴重な砂糖を大切に受け継いでいきたいですね。

いかがでしたか？
クリスマスや年末年始のパーティーにぴったりなクワトロフォルマッジトーストは、手軽ながらも華やかさと贅沢感を演出してくれる一品です。
和三盆糖オイルと濃厚なチーズの絶妙なハーモニーは、ゲストも思わず笑顔になること間違いなしです。ぜひ今年のパーティーメニューに取り入れて、特別なひとときをお過ごしくださいね！